製品情報
全体像をチェック
コンパクトモデルファンの皆さん、お待たせしました。シャープが2019年2月に発売したSIMフリーのコンパクトスマートフォン「AQUOS R2 Compact」になります。
「AQUOS R2 Compact」のポイントをまとめるとこのようになります。
①コンパクトで持ち運びらくらく
②しかしながら画面広々
③スペックに妥協なし
「iPhone SE」が欲しかった、普段ポケットに入れて持ち運ぶという方におすすめです。サイズは「iPhone SE」と同等で、持ちやすさを売りにしている「AQUOS sense2」よりも小さいです。多くのMVNOで取り扱われていますので、お得な格安SIMを探すのも良いでしょう。
サイズは小さくても画面は広々と使えます。「iPhone SE」のような大きな額縁はありません。さすが液晶のシャープさんといえる技術力とアイデアで産まれたダブルノッチ(上下切り欠き)です。
価格は大体7万~8万円とコンパクトモデルの中では高いです。しかしながら、最上級CPUを搭載しているなど、中身は化け物ですのでお得と捉えることもできます。価格優先の方は「AQUOS sense2」がおすすめです。といったようにシャープはSIMフリー機種に力を入れていますので、比較も行っています。
※発売当時の同機種を基準として管理人が独断と偏見で判定しています。
※この中のリンクは基本的にページ内の詳細に飛びます
今や貴重なコンパクトモデル
「AQUOS R2 compact」は、片手で操作しやすい幅64mmのコンパクトボディにハイエンドモデルの性能を凝縮したスマートフォンです。「AQUOS R Compact」の後継モデルに当たります。スマートフォン市場は大画面化に伴い媒体サイズも大きくなっていったので、胸ポケットにも簡単に入り扱いやすいコンパクトモデルは需要があり、数少ない貴重なモデルになります。コンパクトなのにハイスペックなのは、電池持ちが気になりますが欲しいと思えます。
液晶の形を自由に変えられるフリーフォームディスプレイ技術による「EDGEST fit」で、コンパクトボディを保ったまま大画面になりました。横幅64㎜は従来の「AQUOS R Compact」より2㎜狭いにも関わらず0.3インチ大きなディスプレイになっています(切り欠きは含みますが…)。側面にはダイヤモンドカットが施され、上質感とともにエッジ感を効かせ、手から滑り落ちないように配慮されています。
ダブル認証のダブルノッチ!結果広々ディスプレイ
ディスプレイの上部にインカメラを格納したノッチ、下部に指紋センサーを配置したノッチというAQUOS初の「ダブルノッチデザイン」を採用しました。このダブルノッチはAndroid 9.0で標準サポートしており、アプリでの不具合はほぼないとメーカーは考えているようです。
顔認証と指紋認証の二通りの認証方式により、手袋着用時には顔認証、マスク着用時には指紋認証と、利用シーンに応じてロック解除の方法を使い分けることができます。机に置いて操作する場合、背面に指紋センサーがあると使えなかったり、顔認証をするために覗き込まなければならなかったりしますが、前面に指紋センサーがあるためそのような煩わしさはありません。また、指紋センサーは、「ホーム」や「戻る」、「アプリ切替」操作キーとしても使用可能です。
指紋センサーの操作に新たに、左から右へなぞってアプリ切替からそのまま画面内に指を左右にスライドさせることで、起動中のアプリをかんたんに切り替えることができるようになりました。
ディスプレイは有機ELではなくIGZO液晶を採用しています。120Hzの倍速駆動に対応し、従来の60Hz駆動に比べ2倍の画面リフレッシュを行うため、画面スクロール時や動きの激しい動画でも残像を抑えたなめらかな描画を楽しむことができます。約5.2インチのフルHD+でアスペクト比は19:9の縦に広い画面サイズのため、ブラウジングでは情報量を多く表示できるほか、動画や映画をより大画面に楽しめます。強化ガラス「Corning Gorilla Glass 3」を採用し、端が丸く加工された2.5Dガラスとなっています。
液晶テレビAQUOSの技術を受け継いだ「リッチカラーテクノロジーモバイル」により、デジタルシネマの標準規格である「DCI-3」の広色域を実現しています。また、「AQUOS R2」のハイスペックを引き継いでドルビーが定めたHDRの映像方式「Dolby Vision」とドルビーの立体音響技術「Dolby Atmos」の両方に対応しています。「Dolby Vision」「Dolby Atmos」対応コンテンツが必要です。
ダブル手ぶれ補正できれいに撮影
カメラにはシングルながら広角22mmの約2260万画素カメラを搭載しています。光学式と電子式のW手ブレ補正に対応し、片手で操作しても手ブレを抑え、シャッターチャンスを逃すことなく鮮明で高画質な写真や動画を撮影できます。
シャープ独自のAIによるシーン認識に対応しており、、料理や花、夕景など、9つの被写体やシーンに合わせて最適な撮影モードを自動で選択してくれます。
インカメラは800万画素を搭載。インカメラ撮影機能として、顔を認識して毛穴などを自動で修正してくれる「美肌調整」や、「小顔補正」、レンズの歪みを補正する「レンズ補正」でより自然で美しい仕上がりの自撮りができます。ディスプレイで「美肌」「小顔」「色合い」「明るさ」「目の大きさ」を確認しながら撮影ができる「AQUOS beauty」機能も搭載されています。インカメラでの背景ぼかしも可能です。
撮影時に画面が発光するセルフィーフラッシュで暗い場所でも自撮り可能です。インカメラの位置はディスプレイ上部の切り欠き(ノッチ)上に配置されており、その周囲に視線を集めるUI表示がなされ、自然な視線を撮れるよるアシストします。Googleアシスタントと連携しているようで、「OK Google, アイキャッチセルフィーで撮って」と声をかけるだけで機能を呼び出せます。
サイズで決める時代は終わったハイスペックさ
チップセットは従来Snapdragon 660を採用していたが、ハイエンドモデルの「AQUOS R2」と同じSnapdragon 845の高性能CPUを搭載しています。また、RAMが4GB、ROMが64GBの高速大容量メモリを採用し、アプリの起動やデータ保存も素早く行えるなど、メモリ関連もハイエンドと同等のものを採用しています。従来機種AQUOS R compactと比べ、約1.5倍のメモリの処理能力を実現しているとのこと。
「AQUOS R2」と同じ処理能力を持ちながら、コンパクトなボディですので気になるのは熱ですが、放熱設計をしっかり行い機種内部のCPUの温度上昇を防ぐため、処理性能を保ち快適に使えるとのことです。
2500mAhバッテリーを搭載。充電端子は向きを気にせず挿入できる、USB Type-Cコネクタを採用しています。長年使うと電池がへばってしまいますが、負担の少ない充電方法で電池の劣化を抑え、1年後も電池の寿命を90%以上維持する「インテリジェントチャージ」を搭載しています。また、外出中など長時間充電できない場合でも、動作や機能を一部制限することで、スマホとしての機能をできるだけ維持しながら、電池を長持ちさせることができる「長エネスイッチ」搭載しているので安心です。その日も長年も考慮された作りです。
シャープならではの便利機能
シャープ独自の音声アシスタント「エモパー9.0」(発売時)ももちろん搭載しています。役立つ情報やメモ、ヘルスケアなど普段の生活に合わせたタイミングで使えます。今回から外では通話スタイルでお話しすることができます。職場を出るときなどの特定のシーンに振動でお知らせして、耳に当てると声でお話ししてくれます。内容としては、退社時の電車の遅延情報やお出かけ先の周辺情報などの役立つ情報などです。今までは外出時はお話しないようにして、イヤホンを刺せば可能という感じでした。さらに、振り向く充電台「ロボクル」に対応。「ロボクル」は別売ですのでご注意を。
電車などで使用時に気になる周囲の視線をパターン画像でブロックする「のぞき見ブロック」を搭載しています。保護フィルムを貼ることでの視線防止もありますが、こちらは状況に応じてON/OFFを切り替えられるので便利です。就寝時間が近づくと自動的にブルーライトを抑えた画質へ移行する「リラックスオート」や、手袋をしたままでも、タッチ操作ができる「グローブモード」も搭載しています。また、発売日から最低2年間、最大2回のOSのバージョンアップを保証しています。
音楽関連ではハイレゾに対応しているほか、3.5φのイヤホン端子を搭載しています。昨今イヤホン端子を省く傾向にありますので貴重な機種になりそうです。
基本スペックですが、OSはAndroid 9.0採用、チップセットはSnapdragon 845でオクタコア(2.8GHz×4+1.7GHz×4)を搭載。内蔵メモリのRAMは4GB、ROMは64GB搭載。最大512GBのmicroSDXCにも対応しています。おサイフケータイ、NFC、IPX5,IPX8の防水、IP6Xの防塵に対応しています。なお、ワンセグ、赤外線通信には対応していません。従来の「AQUOS R Compact」では対応していたワンセグが非対応である点には留意しておく必要があります。
nanoサイズのシングルSIM仕様です。2つの通信事業者のSIMを同時に使いたい場合は、海外製のDSDS対応製品を探しましょう。対応バンドはFDD-LTEがB1/3/5/8/11/12/17/19/26/28、TD-LTEがB41/42、W-CDMA(3G)がB1/5/6/8/19、GSMが850/900/1800/1900MHz。
シャープ産SIMフリー比較
シャープはここ最近SIMフリー機種にも力を入れており、ハイエンド端末まで投入してくるようになりました。購入の選択肢が増えた一方でどれにすれば良いか迷うところだと思います。
AQUOS zero | AQUOS R2 Compact | AQUOS sense2 | |
---|---|---|---|
ポイント | 画面も大きくゲームも楽しみたい | コンパクトだけどハイパフォーマンスがいい | 手に入れやすい価格帯でパフォーマンスも良好 |
画面サイズ | 6.2インチ | 5.2インチ | 5.5インチ |
高さ | 154mm | 131mm | 148mm |
横幅 | 73mm | 64mm | 71mm |
CPU | Snapdragon 845 | Snapdragon 845 | Snapdragon 450 |
RAM | 6GB | 4GB | 3GB |
カメラ | 2260万画素 | 2260万画素 | 1200万画素 |
電池容量 | 3130mAh | 2500mAh | 2700mAh |
参考価格 | 10万円前後 | 7~8万円前後 | 3万円前後 |
取り扱いMVNO
NTTコミュニケーションズが提供する老舗の格安SIMです。月単位の通信容量プランと日単位の通信容量プランを用意していますので、自分に合った料金プランを探せる初めて格安SIMを試すに持って来いです。2018年8月1日より本格提供がスタートされた「MUSICカウントフリー」が追加利用料なしで対象サービスの通信容量がかかることなく楽しめます。対象サービスは、Amazon Music、AWA、dヒッツ、Google Play Music、Spotify、ひかりTVミュージック、レコチョクBest。
動画配信やオンラインゲーム、FX等の金融サービスなどを展開するDMMグループのMVNOサービスです。DMMモバイルで人気プランが業界最安値と謳っています。プランも豊富でデータ量をかなり刻みます。高速データ通信量の残量なしや高速データ通信OFF時でも、はじめの一定量だけ高速通信で読み込みを行う「バースト機能」や、LINE、Twitterなどの対象SNSはデータ容量を消費しない「SNSフリー」を用意しています。
老舗インターネットプロバイダーのビッグローブが展開する格安SIMです。新しいことにも挑戦しているMVNOで、NTTドコモ系の格安SIM「タイプD」とau系の格安SIM「タイプA」から選べるほか、定額で対象の動画や音楽をデータ通信量の制限なく楽しめる「エンタメフリー・オプション」など流行りのオプションサービスを提供しています。「エンタメフリー・オプション」は、3GB以上のプランで通話SIM月額税別480円/月、データSIM月額税別980円/月の定額で、YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotify、AWA、radiko.jp、Amazon Music、U-NEXT、YouTube Kidsを通信量をかけることなく楽しめます。
mineoは関西電力グループのケイ・オプティコム(2019年4月よりオプテージへ社名変更)が提供する格安SIMです。地方提供では一番有名かと思います。もちろん全国で使えます。au回線提供から始まったmineoですが、今ではドコモ回線、ソフトバンク回線も使えるマルチキャリアになりました。ユーザー間で助け合えるコミュニティーサイトや長期利用特典があったりと、ユーザー思いの一面もあります。
スペック
キャリア | SIMフリー |
---|---|
メーカー | シャープ |
発売日 | 2019年2月21日 |
形状 | ストレート |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約131mm×64mm×9.3mm |
質量 | 約135g |
OS | Android 9.0(発売時) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 SDM845 オクタコア(2.8GHz×4+1.7GHz×4) |
RAM | 未定 |
ROM | 未定 |
連続待受時間 | 3G:約540時間 LTE:約490時間 GSM:約480時間 |
連続通話時間 | 3G:約1390分 LTE:約1900分 GSM:約820分 |
ネットワーク | |
GPS | 〇 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
テザリング | 〇 |
Bluetooth | 5.0 |
メインディスプレイ | |
---|---|
サイズ | 5.20インチ |
解像度 | フルHD+(2280×1080ドット) |
方式 | IGZO |
サブディスプレイ | |
サイズ | - |
解像度 | - |
方式 | - |
カメラ有効画素数 | |
メイン | 約2260万画素 |
サブ | 約800万画素 |
カメラ機能 | 4K動画撮影/光学式手ぶれ補正/電子式手ぶれ補正(動画撮影時) |
その他 | |
防水 | IPX5,IPX8 |
防塵 | IP6X |
耐衝撃 | - |
タッチパネル | 〇 |
ワンセグ | - |
おサイフケータイ | 〇 |
赤外線通信 | - |
電池容量 | 2500mAh |
AQUOS R2 compact SH-M09はどうですか?
SNSで共有しませんか?
アクセサリ
保護フィルム | 画面を割れや傷から守ってくれる美しさを保つ番人のような存在。一般的でお求めやすいプラスチック系のPET素材から画面が見やすく強度を高められるガラス素材のものがあります。また、コーティング技術も高く、クリアに見える光沢や、指紋防止、ブルーライトカットなどのコーティングから自身の利用に合うものを選んでほしいと思います。 |
---|
ケース | 長く使うための保護機能だけでなく、可愛らしい表現をプラスする服のような存在。本体にシールを貼るのはおすすめできませんが、ケースなら自由に遊べます。一般的なケース型だけでなく、ICポケットがある手帳型から本体そのもののデザインを活かすバンパー型など形状から素材まで本当に種類が多いため、迷ってしまいますがそれもまた楽しい。 |
---|
本体 | 白ロムは中古端末であり、巡り合わせが良ければ安くて良いものが手に入るかも!?ただ、白ロムはあくまで中古ですので、思わぬ所の傷や最悪動かないことも可能性としてあるので、写真も載っている信頼性のあるところで選ぶのが無難です。以下は管理人も利用したことのあるショップですので、興味のある方はチェックしてみて下さい。 |
---|
関連機種
ニュース
2020年4月20日製品アップデート
シャープはスマートフォン「AQUOS R2 compact SH-M09」をAndroid 10にバージョンアップする製品アップデートの提供を開始した。
2019年10月18日製品アップデート
楽天は製品アップデートにより楽天モバイルのMNO回線に対応すると案内している。
2019年2月18日発表
ケイ・オプティコムは、シャープ製スマートフォン「AQUOS R2 compact SH-M09」を2019年2月21日より取り扱うことを発表した。
2019年2月6日発売
シャープは、「AQUOS R2 compact」のSIMフリーモデル「SH-M09」を2月21日に発売すると発表した。
外部リンク
DMM mobile
(最終更新日:2020/04/21)