製品情報

「カードケータイ KY-01L」は、京セラ製の4G対応フィーチャーフォンになります。その名の通り、、薄さ5.3mm、。サイズは91×55×5.3で厚みはそこそこあるものの、縦横の大きさは名刺とほぼ同じカードのような形状で、ポケットやカードケース、手帳などにもすっと収まります。重さも約47gに仕上げられており、ドコモは4G LTE対応の携帯電話として「世界最薄最軽量」としています。

ドコモ発京セラ製端末は、1998年発売の「DataScope for Docomo」以来の20年ぶりとのこと。2018年のグッドデザイン賞を受賞しています。アクセサリーのような魅せ方ができるのでガジェット好きにはたまらない製品ですが、制約は多いので使い方を想像した上で購入することをお勧めします。機種代金はドコモオンラインショップで3万1752円（2018年10月現在）です。利用するとしたら、通話専用として格安スマホとの2台持ちをする方や、ほぼ通話しかしないがちょっとしたときにウェブやタブレットへのテザリングをしたいというビジネスマンなどがちょうどよいかもしれないですね。

モノクロ電子ペーパー採用

ディスプレイは2.8インチのE-Ink社製のモノクロ16階調の表示に対応した電子ペーパーを採用しています。表示維持に電力を消費せず、書き換え時も少しの消費で済むのが特長です。電子ペーパーといえば、サブディスプレイに搭載されることが多かったですが、電子ペーパー自体はバックライトがないため、一般的にフロントライトを搭載して暗がりでも見えるようにしていました。このカードケータイは、なんとフロントライトは非搭載のため、暗闇では光がないと見えなくなります。タッチ入力に対応するものの、応答速度は液晶などに比べると大きく劣ります。

物理キーは搭載しておらず、静電容量式のタッチパネルにて文字入力を行うことになります。日本語入力システムには「iWnn」を採用しており、フリック入力やケータイ入力にも対応しています。

利用できるもの

OSはAndroidを基にドコモが独自にカスタマイズしています。そのためか、ディスプレイ下部に戻るボタンやホームボタンが用意されているなど、スマートフォンライクに利用出来そうです。ただし、Google Playやdマーケットなどのアプリストアは利用できませんし、アプリ自体を追加することもできません。iモード端末ではありません。

利用できる機能は、通話、SMS、カレンダー、時計、アラーム、電卓、Webブラウザ、メモ帳など。Wi-Fiテザリングに対応しているため、モバイルルーター代わりに利用することもできます。電池持ちのことを考えると簡易的な利用に過ぎないと思います。

ブラウザは簡易的なもので、電子ペーパーの制約で動画は再生できないので、YouTubeなどは利用できないとのこと。モノクロディスプレイですので、本当はカラー表示でも白黒です。カメラは搭載していません。

受話スピーカーと着信音や操作音を鳴らすブザーを搭載しています。スピーカーは搭載していないとのことで、音楽の再生は出来ないとのことです。

基本スペックですが、OSはAndroidベースと思われる独自OS、チップセットはウェアラブルデバイスなどへの使用を想定したSnapdragon Wear 2100を搭載。内蔵メモリのRAMは1GB、ROMは8GB搭載。microSDには対応していません。IPX2の防滴に対応しています。「鉛直から15度の範囲で」落下する水滴からの悪影響から免れることを示すもので、防水性能とはいえませんのでご注意ください。

ネットワーク面ですが、LTEの受信時最大100Mbpsに対応しています。キャリアアグリゲーション等の高速通信技術には対応していません。LTE上で高音質で安定した通話を実現する音声通話「VoLTE」サービスは対応しています。

カードケータイは「ドコモケータイ」に分類され、LTE対応携帯電話向けのカケホーダイプランやシンプルプランなどで利用できます。ワンナンバーサービスには対応しておりませんのでご注意ください。

スペック

ニュース

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外部リンク

(最終更新日：2018/11/23)